第17話

課長が言いかけたとき、




「えっ!こんな所に幼女!?」




三瀧が立ち上がっていた黒髪の少女を見下ろし指差した。




彼女は明らかにムッとした顔になり三瀧を睨み付けながら側に来ると、




「矢城環(やしろたまき)、24歳だ。」




そう言って彼を見上げた。




年齢の差もあるが、少女のような環と男性でも背の高い三瀧とでは身長差も凄まじくある。




「24…には見えねぇな……」




三瀧は環の頭をぽんぽんと子供にするように撫でた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る