第24話
そんなことをしている内に昼休みも残り15分となり、気づけばカフェスペースの人口は3分の1ほどに減っていた。
「そろそろ戻りますか…あれ、先輩ご飯たくさん残ってますよ?」
半分しか食べていないお弁当の蓋を閉めようとしている夢に、奈月が不思議そうな顔をする。
「はい…いいんです、今日はお腹いっぱいで…」
本当は満たされた気持ちで胸がいっぱいだったのだ。
奈月の声に癒され、久しぶりに人と食事をした楽しさでとても幸せだった。
今日のことはずっと忘れないだろうと、大事な思い出をしまうようにお弁当箱の蓋を閉めた。
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