第16話

「あら、おはよう。2人とも」


「おはよう」


「おはよう、お母さん」



私は照れていて顔を見せたくないので下を向いていると、



「その様子じゃ、また香にやられたのね?」


「う、お母さん、、、」



はぁ、ほっぺが暑い



「あーもう、香ってば、ほんとに千夏ちゃんのこと大好きよねぇ」


「うん」


「でもね!千夏ちゃんっ、大丈夫よ、香は大切なものはきちんと守るから」


「うん」


「それは当たり前でしょ」



なんていう朝を私は送っている。

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