第15話

「さて、と」


「えっ」


「ふふっ、可愛い」


「か、香。今にしてるの?」


「まずは、タオルで目隠し。そして、紐とタオルで手を縛る」


「えっ、えっ」


「可愛い」


「な、えっ?ひゃっ!」



なにをされているのか初めはわからなかったけれど、今からわかる。香の手が私の服の下にまで入り、触っている。そして指を丁寧に動かして私の体で遊んでる。と言うか愛でてる。



「んっ、香っ、私触られるの、弱いのっ」


「うん?知ってるよ。だからこことかぁ」



初めは肩そして今は腰、



「んぅ」


「はぁ、可愛い」


「む、むり」


「ほんとに可愛い。こんなので声出たら何もできないよ?千夏」


「む、むりぃ」


「じゃあ,ここは?」



そして次は。股関節。



「あっ、香っ、もうっ」


「あぁ、可愛い。どうしよう。じゃあキスだけしよ?」


「ん」



今日は唇が触れるくらいで終わってくれるみたい。いつもはもっと長いし、熱い。



「あぁ、可愛すぎるよ、千夏」


「か、香は慣れすぎ」


「そんなこと言っても千夏が可愛いから」


「うぅ」


「大好きだよ、千夏」


「わ、私大好きだよ?香のこと。

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