第16話

そして集められた組員はみな私を見るたびに口を開く。



「雫のお嬢!?」


「お嬢、、、。見間違いですかね?」



みんな、疲れてるの、、、?心配になるなぁ。



「みな、よく集まってくれた。今集めたのは他でもない跡取りの話だ。さっき雫と悠依斗くんがうちに来てこの組を継ぎたいと言ってくれた。だが、また菜緒も継ぎたいと言うのだ。そこで皆にアンケートをとる」



アンケート内容としては、シンプルに境界線を作り、それぞれが移動すると言うもの。



「では決める前に2人になにか話してもらおう。それじゃあまず雫」



あぁ、そう言うのあるの?聞いてないんだけど。



「皆さん。お久しぶりです。日高雫です。皆さんと前にあったのは結婚式以来ですね。あの時の皆さんは、笑顔があって思いやりも忘れない。そんな素晴らしい人が多かった。でも今、どうですか?皆さん、、、。もし、前のような組にしたいのなら、私についてきてください。もし、今のような組が良いのであれば義妹についていけばいいと思います。以上です」


うーん。最後はぶっきらぼうになりすぎたかな、、、。まぁ、このくらいがいいか。

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