第13話
そして、私たちは署内に戻りすぐに部長に話をした。
「鈴木部長。私たちに今週の土曜の休日をいただけますか」
「あぁ、構わない」
「ありがとうございます。そしてもしかしたらなのですが、辞任するかもしれません」
「、、、え?」
「驚かせてしまい申し訳ありません。ですがこれは大切なことだと思い、報告させていただきました」
「いや、ちょっと待ってくれ。一応、理由を聞いてもいいか」
「はい。今、私の義実家ではなく本当の両親の家が少し荒れているのです」
「と、いうと」
「父は極道なのですが、今仮で義妹が継いでいるのです。ですが義妹夫婦は橋本組を荒らしに荒らしまくっているのです。部長もご存知の通り、今まで少なかった盗難などが増えているのはそのせいだったりするのです」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。じゃあ、2人は組員になるということか」
「はい」
「だがそんなことをしなくとも、、、」
「そうでもしなくては警察沙汰が増えるだけです。この街にも部長方にもこれ以上迷惑をかけるわけにはいきません。ということなので上の方々にも、少し話を出しおいていただけますか」
「あまり納得はできないが一応伝えておこう」
「ありがとうございます。詳細が分かり次第報告します。失礼します」
「失礼します」
ということでなんとか報告ができた。
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