第7話
そうすれば悠依斗の動きはぴたりと止んだ。
「あ、雫。お昼食べよ」
「はいはい。もしかして、私とお昼食べるのにそんな格好で食べるの?」
「あ、確かに」
「じゃあ着替えてきて」
「、、、行ってくる」
そう言って悠依斗はその部屋を出て着替えに行ったのを確認して、私は酒井くんの方を見る。
「ごめんね、迷惑かけて」
「い、いえ!」
「あ〜、颯。顔赤い〜」
「えっ、いや!あの!」
「無理だぞ〜、雫さんは悠依斗さんの妻なんだから」
「え!?そうなんですか!?」
「うん、まぁね。てか、この人いいの?」
「あ!そうでした!俺は失礼します!」
「うん。またね」
そう言って尋問されていた、と言うか拷問されていた人を引きずりながら私たちが入ってきた扉ではない扉を開いて違う部屋へと行く。
あっちは、治療室でもあり、牢獄にもつながる扉。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます