第21話

その日は、なぜか静かで寂しいものだった。


帰ってから、窓の外を覗くとののの家の壁が見えた。


それを見ながら考えるのはあの子たちのこと。



言いすぎたかなあ、なんでも思った。


小学1年生であんなこと言ってくるとは思わないもんね。


…それもこれも、あの男を殺してしまうだから、考え方が、少し、子供離れしてしまったのかと、私は思っていた。

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