第22話
そんな日々も数年が経ち、5年生を迎えていた。
今はののとあの子達とは同じクラス。多分クラス替えはないだろうから来年もこのままだろう。
そんなことを思って、過ごしていた。
「ちょっといい?」
あのツインテールの子だ。
今日は何故か1人。
いつもこの子の周りにいる子が休んでいるわけではないけれど、今はどこかに行っているようだ。
いや、正確には空き教室。
私を陥れたいのだろう。
小学1年生から成長していないらしい。
本当に5年生なのだろうか…。
「なあに?」
少し、態とらしく尋ねてみせた。
「…話があるから来て」
「いいよ。どこで話すの?」
「少し離れたところ。…ついてきて」
今は給食を食べ終わってからの長い休み時間。
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