第20話

「さ、着いたわよ。帰りには校門のところにいるから、またね」


「んー」


「はい。また帰りに」


「じゃ、行こ!今日は音楽の授業があるよ!役に立つことが学べるといいなぁ」


「だね」



教室にて

「あ、いっちーにえっちゃん!おはよー!」


「あ、春樹。おはよう


「おはよう、佐々木くん


「いやぁ月曜日だねぇ」


「ね、また始まったね、1週間」


「それに今日は小テストだしさぁ」


な、なんとかうまくいった、、、。って。


「え!?小テスト!?」


「え?えっちゃん忘れてたの?珍しい」


「え、衣千夜!そうなの!?」


「え、うん。覚えてると思って言わなかったんだけど、忘れてた?」


「あぁ!もう!なんてこと!」


土日ともに夢に惑わされすぎた、、、。

得られるものは得たけど、月曜日のことなんてすっかり忘れてた、、、。


「ちなみに何の小テスト?」


「数学」


「ならいけるかも」


「テスト勉強してないえっちゃんになら勝てるかも!勝負しよ!」


「望むところ!絶対負けない!」


「おーい、春樹〜」


「あ、呼ばれてるから、また後で!」

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