第15話

私の夢の力は誰も知らない。誰にも言わない。だって消えたら嫌だし。


夢を見たことをそのまま変えずに起こせばそのままの未来になる。けど、ば少しでも変えれば、未来は変わる。良い方に変わるか悪い方に変わるか、それはわからない。



けど、この力は便利だと思う。この夢で見たことは何かしら私の利益になる。



「おはよう、恵梨」


「おはよう」


「さ、朝ごはん食べちゃいなさい。私は仕事してくるから流しに食器は置いておいてね」


「うん」


「はい、ありがとうございます」


ーーーーー


「今日はなにする?」


「あ、うん。部屋の整理しようかなって」


「確かにね、俺も手伝うよ」


「うん、ありがと」

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