第14話

「恵梨〜、恵梨〜、朝だよ〜」


「んん」


「ほら起きないと、」


「ち、ちょっと!ほっぺた!」


「あ、起きた。おはよう、恵梨」


「ん、おはよう。衣千夜」


「お母さんが朝ごはんだって呼んでるよ?」


「あ、もう!わかった!行く!あ、先行ってて」


「うん、二度寝はだめだよ」


「しないから!」


プルルルルル

プルルルルル


「はい。もしもし」


「久しぶり、恵梨、おはよう」


「お、お父さん!?お、おはよう」


「美央に聞いたよ、衣千夜くんと付き合ったんだって?


「いや、届くの早。まぁ、そうだけど」


「おめでとう」


「あ、ありがとう」


「あ、そうそう。引越しの話は聞いたんだよね?」


「あ、うん。聞いた」


「そうか。あ、引っ越ししたら少し顔を出しに行くからね」


「ほんと!?わかった」


「あ、そうそう。今日の夕方ごろに郵便物が届くと思う。恵梨宛てだからね」


「ん?わかった。ありがとう」


「じゃあまたね」


「うん!また!」

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