夜 夢

第13話

「まぁ、そう言うことだから。そうね、月曜日には引っ越すから」


「はーい」


「はい」


「じゃあもう部屋に戻っていいわよ。恵梨の部屋で仲良く寝なさいね」


と言いながら私に布団などもろもろの物を私洗濯物のところへ行ってしまった。


「え!?」


「なにに驚いてるの?恵梨」


「い、いや。2人で、寝るの?」


「そうでしょ?」


「えぇ」


「大丈夫大丈夫。変なことしないって」


「ほ、本当でしょうね?」


「ほんとほんと、とりあえず今はなにもしない」


「あー、もう!」



ーーーーー

「おやすみ!」


「おやすみ、恵梨」


眠ろう、そして明日を見よう。



プルルルルル

プルルルルル

「はい。もしもし」


「久しぶり、恵梨。おはよう」


「お、お父さん!?お、おはよう」


「美央に聞いたよ、衣千夜くんと付き合ったんだって?」


「いや、届くの早。まぁそうだけど」


「おめでとう」


「あ、ありがとう」


「あ、そうそう。引越しの話は聞いたんだよね?」


「あ、うん。聞いた」


「そうか。あ、そうだ引っ越ししたら少し顔を出しに行くからね」


「ほんと!?わかった」


「あ、そうそう。今日の夕方ごろに郵便物が届くと思う。恵梨宛てだからね」


「ん?わかった。ありがとう」


「じゃあまたね」


「うん!また!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る