第14話

コンコン

「楓、入るよ?」



あれ、深凪さん、、、?目覚まし鳴ったっけ、、、?


てか、体動かないんだけど。なんで?



「楓、顔赤いよ。熱あるんじゃない?大丈夫?」


「深凪、さん?今何時、、、って嘘!?」



時計を見れば7時。いつもなら6時半に起きているというのに。

それに目覚まし、、、。あ、昨日は目覚まし付けずに寝ちゃったんだ。



「あ、深凪さん!仕事は!?」


「大丈夫だよ。心配いらないから。それよりほら見て、熱」



と言って深凪さんに見せられた体温計には37℃8分。



「風邪、ひいた。何年ぶりだろう、、、」


「学校に休む連絡入れておこうか?それとも楓が自分で友達に言う?」


「わ、私が言う、ありがとう」


「じゃあ少し下で用があるからここで大人しく寝ていてね」


「、、、うん」



熱が出てるし、ここは大人しくしてるしかないか。


そして咲に連絡を入れた。



「もしもしー、咲ー」


「え、あ、楓?どしたの?」


「熱出たー」


「熱!?大丈夫!?」


「そんな焦るもんじゃないから大丈夫。とりあえず、先生に言っておいてくれない?」


「わかった。任せて。お大事にね」


「はーい。ありがと。じゃあまたねー」



そして電話を終えた。

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