第44話

僕はそんな汚い声も聞きたくないので、ヘッドフォンをつけ、大音量で曲を聴いた。



20分が経ったことを宮内が知らせてきたので、一度ヘッドフォンを外し、次の男も連れてくるよう伝えた。



すると次は、僕を見るなり怯えていた男。


そしてまた合図を出して、ヘッドフォンをつけた。



見ているだけでわかる。あいつは下手。ヤられてる女も嫌そいな顔をしている。


むしろこれこそ苦しめているのかも知らないと面白くて笑ってしまった。

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