第23話

そして、先生にみんなが集められた。


「以上で合同練習を終わります!」


そして、それぞれが教室に戻ろうとしている中私の羅衣が先生に呼ばれた。


「2人ともちょっといいかな」


「なんですか?」

羅衣は冷めた声で言う。


「おふたりに転学の申し込みが来ているのです」


「転学、、、?なぜ?」

私はつい思ったことを口に来てしまった。


「おふたりの実力が気に入った、私たちのところにくると良い。君たちの能力を存分に使わすぞ。と。」


「僕たちにその人たちの駒(こま)になれと?」


まあ、確かに上から目線か。


別に私たち2人が実力が認められていたとしてもそう上から言われるのは確かに気にいらない気もする。


「ですが、来ていただきたいとしつこくて」


「なんてところなんですか?」


「国立魔術学園です」


国立、、、。そんなところには行きたくない。


羅衣はなんとも言えないような顔をした。だから私は少し自分の思いを露(あら)わにして見せる。


「お断りします!」


少し声を大きくしたためか川島先生も松田先生も羅衣もこちらをみた。


「そんなところには行きません。先生方が断れないと言うのなら私が行きます」


「な、なぜです。あそこはとても優秀で、自他力ある者ばかりなのですよ、、、なぜそこまで断るのです、、、」


あそこの上下関係は大嫌いだ。

下のものは上に従い、できなければボロボロに。そんなところになんて行きたくはない。


「先生にはわかりませんよ」


「ら、羅衣様は、どうでしょうか、、、

転学いたしませんか?」


「僕も断らせてもらいます」


そんなことを言い合っていると、、、

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