「真綾ちゃん！！大丈夫！？」

「いっ痛そう」

何人かの子が周りに来て真綾さんに声をかける。

無惨にも彼女の手には細かい傷がいくつもついていた。

「ちょっと何してくれてんのよ､､､！」

真綾さんは鋭い視線を私に向けて言ってきた

「私に言われても困ります。私の髪はそういう髪ですから」

「はぁ！？そんなの聞いたことないわよっ」

それを私に言われても困るのだが､､､

「真綾ちゃん、治してあげるよ！」

髪が綺麗に巻かれた茶色の髪がポイントのクラスメイト里奈（りな）さんが真綾さんに声をかけた。

「あり、がとう」

あまり気に食わなそうな目つきだが今は痛みに勝てそうにないらしい

少し震える手を里奈さんに差し出した

里奈さんの能力は外側で使える治癒魔法だと言っていた気がする

外側だけなのは不便だとは思うが治癒魔法の使える人もそう多くはないらしいためまあまあな優遇を受けているそう

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい