第8話
そして私がクラスに入ると相変わらず冷たい視線が向けられる
そんなにこの見た目が気味が悪いつていうの、、、?
まぁ、構わないのだけれど
そして、クラスに入ると1人の女子生徒が話しかけてくる
これはいつものことである
「あら、莉里。おはよう。まだこのクラスにいたのね?気味が悪くて仕方がないから記憶から消していたつもりだったのだけれど、無理だったみたいだわ」
クスクスと笑う声がクラスから聞こえてくる
だから私はいつものように返す
「真綾(まあや)さん、おはようございます」
名前を認知していると言うことと、挨拶はきちんとすると言うこと、そして、無駄に会話をする気はないと言うこと。
この3つの揃った返事をいつものようにする。
目も合わせることなく
彼女は相変わらずのこの返事が気に食わなかったのか私の髪に触れようとしたのだろう。きっと引っ張り上げるために。
けれどそれは無理私の髪は強力で魔力が弱すぎると電流が流れるような鋭い痛みが走るのだ
彼女は触れてしまったのだ
「痛いっ!!なにっ!?これっ!」
意外にも大きな声で騒(さわ)が出したせいかクラスの子達がこちらに視線を向け始めた
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