第3話味つけ

名古屋は赤味噌文化だ。

鹿児島は白味噌。

だから、嫁さんの作る味噌汁は不味くはないが、苦手だったが、ダイエットの為に、嫁さんは白麹味噌を使うようになって、美味しくなった。

また、醤油も辛い。

鹿児島は甘い醤油だ。


店で味噌串カツを注文したら、あのどす黒い味噌が掛かっている。

始めの頃は、美味しかったがもう20年以上住んでいると、串カツはソースが良い。


きしめんもね。珍しいうちは美味しかったが。


でね、名古屋で芋焼酎を注文すると、鹿児島の焼酎と言ってるが、会社名を見るとどこの工場か直ぐに分かる。

水が汚い所の焼酎だ。

工業用水である。

僕は大口酒造の焼酎か、甲斐商店の焼酎しか飲まない。

だから、芋焼酎は送ってもらっている。

3人で1升半飲んだが、ぶっ倒れた。


味の違いから、先ずは慣れなくてはいけない。

ま、慣れたらどうって事はないのだが。

刺し身も、違うし。

鶏の刺し身なんて、スーパーに並んでいない。

刺し身は地元の鶏肉店から送ってもらっている。

食文化の違いは、田舎者にとっては重要である。

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