第8話
「副社長の座に簡単に座れると思うな。
お前に1年与えるから成果を上げてみろ。」
厳しい言葉を投げかける
「はい。では、失礼します」
この人に反抗しても意味がない
昔、契約したから
高校までは自由に過ごさせてもらう代わりに、その後は父の言いなりになると。
俺はこの人の駒だから
神風(カミカゼ)コーポレーションの跡継ぎ。
それが俺だ。
神風は、日本だけでなく海外にも幅広く進出した、大手企業だ。
ガキのころから跡継ぎとして厳しい教育を受けてきた。
そして、いつも言われていた。
"お前は、神風を継ぐ為に産まれたんだ。だから、神風の事だけ考えていればいい"と
毎日、毎日そう言われ続けた。
一種の洗脳だろう
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