第7話

「お前にやった5年、無駄にするなよ。」




「はい。」



この人は俺の事なんてなんとも思っていない



ただ、跡継ぎとしての俺が居ればいいんだ



「では、早速会社に入ってもらう。」



ピッ、佐藤。こい



携帯を耳に当てそう言い放つ



佐藤は、親父の秘書だ。



10分もしないうちに秘書がやってきた



「はい、社長」



「今から、こいつを入社させる。

取り敢えず1年、適当な部署に配属しろ」




「わかりました」



勝手に決まっていく人生



レールにひかれた人生



なんの面白みもない

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