第48話
「準備できた?」
そう声を掛けながら倉庫に入ると気合が入ってるいることが分かる。
全員が特攻服を着て鋭い目つきをギラつかせている。
心身共に準備満タンか。
紅い生地に金の龍が映える。
「おお、やっと来たか。」
上から降りてくる幹部たち。
「これ飛鳥のだよ。」
そう言って渡される、黒の生地に紅龍が描かれた特攻服が手渡される。
総長だけが着ることを許された服。
「ありがと。」
着ていた服を脱ぎ特攻服を羽織る
滅多に着ることがない服。普段は紅龍である事を隠しているためお揃いのパーカーを着ることが多い。
「ヤベェっす、鼻血出てきた。」
「カッコよすぎ。」
何故か頰を染めながら写真を撮り出す。
俺も俺もと撮影大会が始まり、最後は幹部まで混ざり集合写真まで撮った。
何やってんだか。でも、これが紅龍なんだ。
暖かくて、居心地がいい場所。
バカやって、笑い合って分かち合える。
辛いことがあってもそんなことがあったねと笑える関係。
そんな仲間がいる場所。
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