決戦の時

第46話

倉庫に行くと何故か結構な人数がいた。




「飛鳥さーん!待ってました。」



「喧嘩っすよね?」



「わくわくするなー。久しぶり。」




嬉しそうに話してくる。



気合を入れて特攻服を着てるヤツもいる。



どうやら、蓮が気を利かせて連絡を入れたらしい。




それにしても1時間も経たないうちに集まってくるなんて驚きだ。




授業中だったろうに。それなりの進学校に行ってるメンバーもいるのにほぼ全員が集まってるって、どんだけ喧嘩好きなんだよ。



「さて、みんなも知ってるだろうけど今日の夜、門倉一都たちとやる事になった。」



話し始めるとあんなに騒ついてた倉庫内が静かになった。




「門倉一都は俺にも喧嘩を売ってきた。

俺に売られた喧嘩は紅龍に売られた喧嘩だ。

お前ら、この喧嘩負ける訳にはいかない。」




そう、今日は紅龍として戦う。

だから、負ける訳がない。

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