第37話
俺から顔を背ける夏樹
顔を真っ赤にする昴と疾風
驚いた顔をする恭と蓮
何故か涙を浮かべる雷亜
え、なんかした?
皆の反応に戸惑っていると
「お前、反則。勃つかと思ったじゃねえの?」
下ネタをぶっ込んでくる
「色気半端ねえ」
「俺、一瞬惚れる所だった。」
コソコソと何かを話す2人
「・・・。」
何にそんなに驚いたのかまだ黙り込む2人
「あすかー、俺も大好き。
反則だろ、その言葉と笑顔は。」
そう言って抱きついてくる雷亜
なんだよ、予想外の反応に戸惑う
「あ、ずりぃ、俺も大好きじゃねえの。」
「あすかー!」
「ほんと油断できないね。」
全員が俺を囲み嬉しそうに笑っている
周りから見たら変な集団だろうな
あの人なんて目を合わせないように足早に横を通り過ぎていく
「さ、倉庫行こうよ。」
「ああ。」
既に暗くなった道を月明かりに照らされながら歩く
いつもと変わらず、倉庫までの道のりを歩いた
さっきのやばかったな。
あいつ無自覚の部分あるからな
マジで勃つ所だったわ
色気半端ねえな
流石の俺でもドキッとしたな
あんな笑顔で大好きとか言われたら男でもイチコロだな。
俺がいなくなった倉庫でこんな会話がなされていたなんて俺は知らない。
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