第19話
倉庫に着くとみんな揃っていた
受験勉強があるにも関わらずメンバー全員が待っていた
しかも、遅れたら俺に文句一つ言わず嬉しそうに話しかけてきてくれる
"やべっ、飛鳥さん不足で死にかけてたんで会えて嬉しいっす。気絶しそう。"
"抱き着いても良いですか?"
"あ、あ、ぁぁあ"
それぞれ可愛い反応をしてくれる
言葉にならないのか擬音しか話してないやつもいた
こんなあったかい場所無くしてたまるかよ
「待たせたな。それぞれ忙しいのに集まってくれてありがとう。人づてに知ってはいるかもしれないが連合を作ろうと思う。」
真っ直ぐ視線を合わせ話しかける
「理由は近年、暴走族とか不良に対し厳しくなってきている。族とかダサいとか言う人たちもいる。十数年前に比べると残っているチームなんて一握りだ。」
俺たちにとって厳しい現代
「でも、俺は紅龍が今後ずっと残って欲しい。俺たちみたいな奴らの居場所であって欲しい。紅龍には本当に助けられた。同じような境遇や悩みを持った仲間がいる。偽らずに本当の自分で居られる。」
辛かった時期を支えてくれた仲間たち
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます