第18話

"飛鳥さんの喧嘩マジで綺麗っす。"



"かっこいい"



"憧れます"



俺を慕ってくれるあいつらは、俺のそんな姿を見ても離れる事なく笑顔で接してくれた



大切な仲間だ



「ふっ、俺を誰だと思ってんだ?

生半可な覚悟でこっちの世界に入った訳じゃない。

覚悟のないやつはこっちに足を踏み入れるな」



他人に理解して貰おうなんて思ってない



俺を理解して、受け入れてくれるやつだけ側に居てくれればそれで良いんだ。



「・・・悪い。驚いて。

飛鳥、これからも俺ら輝神のこと宜しくお願いします。」




はっとしたようにバツの悪い顔をする



ただ、迷いが消えたのか覚悟を決めた顔をしている



面子の前で頭を下げる総長



プライドとか色んなもん捨てて下げてるんだろうな



その覚悟は受け取ったよ



「ふっ、お前は正直だな。

來智、俺は輝神に力を貸すって決めたんだ。

何かあったらいつでも言ってきな。」



"普通"の人の反応なんだろうな



未だ俺を恐れる視線を向けてくる輝神の面子



ただ、何人かはいい目をしてる



また来るよ



そう、來智に告げで倉庫を後にする

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