その間にも次々と繰り出される攻撃を避ける

蓮鳳の血なのか楽しく感じる

もう、終わってしまうのかと思うと名残惜しい

でも、疲れてきたしさっさと終わらせるか

少し息が上がってきたため、素早く相手の後ろに回り蹴りを入れる

そして、先程からちゃこまかと邪魔な男を絞めあげ、壁に叩きつける

そして、そのまらま助走を付け壁を蹴り上げその反動のまま上から肩に向かって足を振り下ろす

あと1人になった所で、残りの1人が床に座り込んだ

戦意喪失か

「まだ、やれる奴いる？終わりでいい？」

床に倒れこむ人や壁にもたれかかる男たちに声をかける

何人かは意識を失ってるようだ

やり過ぎたな

俺の問いかけに誰も答えない

ただ、悔しそうに歯を食いしばっている

「じゃ、終わりな。楽しかったよ、ありがと。」

最後に残った床に座り込む男に手を差し伸べる

ただ、腰が抜けているのか全く立ち上がろうない

「らいちー、終わったよ。

悪いんだけど何人か手加減できなくて怪我してるから診てやって。」

上にいる來智に声をかけると我に返ったように驚いた顔をする

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