第12話
「ああ、分かった。」
この提案に驚きながらも了承してくれる。
少し時間をくれれば良いから
そう言って來智を置いて部屋を出る
もう少し話したいこともあったがどうも、あの2人の視線に耐えられない
ふわぁーと背伸びをして気合いを入れ直す
階段を降りて、下にいるメンバーたちに声をかける
見慣れない男が急に来て、幹部の部屋から出てきて自分たちに話し掛けてくるのを怪しむ。
声を荒げたり、威嚇はして来ないが警戒されているのが伝わってくる
このくらい警戒心が強くないとな
「あー、突然で申し訳ないが少し俺の話を聞いて欲しい。」
声を張り上げ、倉庫全体に聞こえるように話す
「俺は來智の友達の棗飛鳥。多分、学校が同じ奴らは知ってると思う。」
まだ、警戒してるのか空気が張り詰めている
「今回のことは全て把握している。その上で輝神と手を組みたいと思っている。ただ、その前に君たちの事を知りたい。」
いきなり、こんな事を言う男を怪しむメンバーたち、
どうしようかな、
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