第4話

ていうか、友達いるんじゃんか



別に教室で話しても良かったけど、


周りが煩かったから廊下の端に移動した



すると、島崎さんが下から見上げながら


話しかけてきた



「飛鳥くん、どうしたの?

いきなり来るからビックリした。」



華奢で女の子って感じのこの子を


普通なら守ってやりたいとか思うのだろうか



でも、この子のこれはどうも


演じているように見えて仕方がない



「あのさ、島崎さんも「麗美って呼んでよ〜」



・・・遮られた



前も断っただろ?



「うん、島崎さんさ友達出来たみたいだし、

疾風にあんまり話しかけないでやって?」



”島崎さん”と呼んだことに不満気だったが


今度は遮って来なかった



「え?なんで?」



こんな事、言われると思っていなかったのか


驚いた顔をしている

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