ログ33 龍馬隊

「化け物デス。世界は崩壊シタ。生命皆根絶やしにサレタ。対抗デキタノハ『』ダケ」


?」


「ハイ。デス。」


「そのってのはなんなんだ?」


「龍馬隊はJapanのいえ、世界ノデス。」


だって!?」


「ハイ。ダケガ、ヤツ等に対抗デキル力ヲ持ってイタ。」


「でも、勝てなかったってことか?」


「・・・ソウデス。龍馬隊は強かったガ、数が少ナスギた。8名だけでは勝てなかった。ソレデモ、Japanハ龍馬隊のお陰で6年持ち堪エタ。大国ヲ含む世界中の国ハ1年モタナカッタ・・・」


「なんでだ!?大国には日本以上の軍事力があっただろう!!それこそ核兵器だって・・・」


「ソレラはスベテ役にタチマセンでした。ヤツ等ニハ一切ダメージなかッタ。」


「核兵器が効かない!?そんなことがあるのか?アレは地球だって破壊できてしまう代物なんじゃないのか!?」


「物理的ニハ無理でショウガ、確カニ世界を終わらセル力を有シテいます。デスガ、ヤツ等ニハ一切効きませんでした。データが残っています。」


ヴォン。


アイパーの目から光が照射され、中空に映像が浮かんだ。


空がまだ明るく澄んでいる。世界一の大国の旗を掲げる国の大統領が核のボタンを苦渋の表情で押している映像が映る。


「Fire!!!」

その掛け声とともに数十発の核兵器が飛来する。


次の映像では、どこかの国なのであろうか?街中を闊歩する様々な形をした化け物が俯瞰で映る。どうやら衛星からの映像の様だ。


次の瞬間、数十発の核兵器が化け物に着弾する。

強烈な閃光を伴い大地が抉れキノコ雲が数十個出来上がる。

まさに地獄絵図だ。


映像が切り替わり先ほどの大統領たちが映る。

彼らは無事に核兵器が着弾したことに喜び歓声をあげているが、衛星が再び現地を映したところ、その歓声が凍り付いた。


直撃を受けたハズの化け物が一匹たりとも傷を負っていない。


そして、その中の一体。カンガルーの様な身体で、鮫の様な顔をしている化け物の顔がエラく膨らんでいることに気が付いた。


その化け物がニヤリと笑ったかと思うと、!!


は凄い勢いで飛翔した!!


全世界の人々が、世界一の大国はこの世から消え去った時だった。


化け物の口から放たれたは、だった。

しかも威力が数百倍になっていたと学者がその後付け加えていた。


その理由は核兵器が直撃した場所は消滅したのは勿論だが、その直後に発生したソニックブームで世界一の超大国のからだ。

また、ソニックブームの余波は凄まじく津波が発生し日本にも10m近い津波が押し寄せたほどであった。


それから、他の大国もその軍事力をもって攻撃をしかけたが、結果は同じであった。


そんな中、現れたのがだった。

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