ログ23 ウラノ

煽情的な音と匂いが支配する部屋に袈裟姿の坊主のような出で立ちの男が入ってきた。


彼は興奮剤によって飢えた狼となっている俺の一部と快楽のままにまぐわっているマリアナ・勅使河原の様子を見て、「良き哉。良き哉。」と笑顔で呟いた。


その様子を見ながらマリアナ・勅使河原はまるで汚物でも見るように言った。

会長、今は私がこの子を楽しんでいる時間ですわよっ!覗きなんて悪趣味なことやめてくださいませんこと!?」


「フハハハハハ!マリアナ・勅使河原ともあろうものが、ジジイ1匹入ってきたところで動ずる訳がなかろうて!!愉快じゃ!まさか、こんなことを言われるとは思わなんだ!!長生きしてみるもんじゃのう!!!フハハハハハハ!!!!!」


「まったクゥゥゥゥゥゥ!あふぇ!にゃにコレぇ!アヘェ!しゅごい!この子!しゅごい!!とととととと止まらない!!ぐぎぎぎぎぃぃぃ!もっともっとダして!ダしてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


「フハハハハハハ!!本当に傑作じゃ!!まさか!まさか!あのマリアナ・勅使河原が絶頂で失神する姿が拝めるとわ!!この小僧!暴豚ピグザムが葬るだけのことはあるっ!!やはりの所持者か!?愉快痛快じゃ!オイ!マリアナよ!起きろ!一滴も逃すではないぞ!!これは我らががかかっておる!!」


そう言われたマリアナ・勅使河原は失神から立ち直り、快感によがりながら俺から全て搾り取るのだった。



~それから数分後~


汗や血や色んなものが混ざりあった匂いが充満する部屋に、全てをヌかれた俺とマリアナ・勅使河原とと呼ばれる爺がいた。


マリアナ・勅使河原と爺は何か話しているが、こちら(正確にはこの時代の俺)が精根尽き果てた状態なので頭が働かないため断片的にしか俺に話が入ってこない。


ただ、俺はさっきから気になっていることがある。

それは『』という言葉だ。

確かこれは、あの暴豚ピグザムをけしかけてきたテロ組織『』というとこのヤツが放送で言っていた言葉だ。

何よりも俺たちが暴豚ピグザムを倒したにコイツ等は「救助のため」と言って入ってきた。

考えれば考えるほど


そんなことを惚けている脳をフル回転させながら考えていると、どこからか

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