ログ21 接吻
※本話より若干卑猥な表現がありますので、苦手な方は飛ばしてください。
動けない俺の目の前に美女の顔が近づき、こじらせチェリーな俺は意気地なく目を瞑った。
『ふにっ』『ぷにゅっ』『ジュル』
っと俺の唇に形容しがたいほどの柔らかさを持った何かが触れ、そして口内に自分の物ではない何かが侵入したのであった。
まさかとは思ったが、マリアナ・勅使河原の唇が俺の唇に触れたどころか、舌をねじこんできた。
この時代の俺があまりの事態に跳ね起きようとするが、マリアナ・勅使河原の優しい手つきと情熱的な接吻にあてられ、そのままされるがままとなった。
室内に蠱惑的な『ちゅぱちゅぱ』や『じゅるじゅる』と言う音が響き渡る。
この時代の俺はもう堕ちている。
完全に頭が蕩けてしまっている。
主人格ともいえるこの時代の俺がこんな状態で脳が働かないので、俺自身も考えられない状況となっていた。
そんな折に俺の口内に何か粒状のものが入れられたのに気がついた。
俺はその異物に対して危機感のようなものが働き一生懸命抵抗をはかるが、主人格の俺がその動きを拒否しているようで、形式的な抵抗というような感じになってしまった。
しかし、それでも少なからず抵抗があったことに驚いた様で、マリアナ・勅使河原は俺の逃げ道を塞ぐように、この時代の俺に言った。
「ふふふふ。びっくりしたかしら?今のはね、そうね。鎮痛剤よ?あなたの痛みをとるために、直接経口摂取させたのよ。ほら、そろそろ薬が効いてきたんじゃない?」
そう俺の唇から光る糸を伸ばしながら彼女は妖艶に笑いながら言った。
そして、これからが本題だと言わんばかりに彼女は俺に、いや、俺の身体に上気し妖艶なその顔と蠱惑的に動き続ける彼女の指で伝えてきた。
「ふふふふ。あん!こんなに大きくなっちゃって・・・下からこんなにも激しく突いてくるなんて・・・もう私も我慢できないわ。あなたの漲る全てを私にち・ょ・う・だ・い」
この時代の俺のムスコが全力で滾っていた。
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