ログ11 ギルティ~仲間割れ~

博正の身勝手な暴挙の結果、助けに入った只野茂武ただのもぶは豚に踏み潰され絶命した。


そうすることで、豚からの自分への注意が逸らされるとわかった博正の行動は酷かった。


今回の誘い出しは6人で行っていたのだが、博正は自分が無事に集会所に帰りつくまでの間に姑息な手を使い只野さん同様に3人を陥れた。

陥れられた3人は豚の手にかかり皆死んだ・・・


そして、事態は更に最悪な展開へと傾いた。

なんと博正を追う形で集会所まで2頭が来てしまったのであった!


通常は伝令役が先回りし集会所で待機する面々に状況を伝え罠を張るのだが、博正の策略によって伝令役はすでに絶命しており、その伝令がなされなかった。


あろうことか博正は集会所についても特に何も説明せず「豚は見つからなかった」と虚偽を働き、2頭が間もなく来ることがわかった上で自分だけは助かろうと、すぐに隠れた。


これにより全てが後手となり、虚をつかれ罠は機能せず、大荒れ大混戦となり、結果として5名が命をおとした。


なんとか、2頭を倒し全てが終わったところで、博正が集会所の奥から何食わぬ顔をして出てきた。


そこで、博正と一緒に誘い出しを行い唯一戻った飯尾が事の顛末を語った。


その場にいた全員は絶句した。

この惨劇を起こしたのは博正の無責任な行動だったのだから。


「おい、藤井テメェ何てことしてやがる!テメェのせいで大勢が死んだんだぞ!何したかわかってんのか、テメェ!」

飯尾が怒鳴り散らした。


博正は何食わぬ顔で答えた。

「わかんないね。僕は何もしてないよ。勝手にアイツ等が逃げ遅れて死んでいったんだろう?僕は何一つ間違っちゃいないね。お前にギャーギャー言われる筋合いはないんだよ!」


「なんだと!この野郎!もう一回言ってみろ!!人がお前のせいで、こんなにも多く死んでんだぞ!!」


「知るか!僕には関係ないっ!」


そんな博正の態度に一色触発の雰囲気になった、そんな時に更に追い打ちをかける様に悲劇が起ころうとしていた・・・

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