ログ1 異世界だと思ったらそこは・・・

はじめまして!

俺の名前は宍野龍彦ししのたつひこ41歳のメタボに定評のある中間管理職のオジサンだ。


ただし!ただのオジサンだと思ってもらっちゃ困る!俺には3歳年下の愛する妻と可愛い娘が2人、そしてもうすぐ可愛い息子が生まれてくる予定のスペシャルなオジサンつまり、だwww


なんで自己紹介してるのかって?だって、あれだろ?やっぱとかされたら自己紹介から入るのが礼儀だろ?


でさ、聞いてくれよ!なんか俺の思ってた異世界と


まぁ聞いてくれよ。

俺は生まれてくる子供の用意をしようと思って、愛娘たちが赤ちゃんの時に使ってた物をしまってある、庭の物置を開けたんだ。。

中には、ベビーグッズがあるはずなのにさ、物置の中、魔法陣ビッシリなのよ!


俺は『あっ異世界召喚だコレ』ってピンときたのよ!

もう秒の判断よ。


でもな、赤ちゃんもうすぐ生まれるし、娘2人もまだ小さいし、なによりも愛する妻1人に全部やらせるのは負担が大きいじゃん!

妻のこと大好きだからさ!

一緒に子育てしたいじゃん!

だからさ、これはヤバイって思ってさ、力いっぱい逃げようとしたんだわ。


だけどさ、『我が社の掃除機はブラックホールもビックリな吸引力』のキャッチコピーでお馴染みのギャラソンの掃除機かよ!!ってツッコミ入れたくなるような吸引力で引き込まれちゃったのよ。


『あぁ~テンプレ通り逃げらんなかったわ~』なんて思いながらもさ、【ドラファン】とか【ロマ・クロ2】(ロマンシング・クロノ2と最初のはドラゴンファンタジーね!ちなみにドラファンはⅤこそ至高!異論は認めないっ!!)に小さい頃からハマり、大人になってからラノベで【腹いっぱい食べたら最強】とか異世界モノを読み耽ってたファンタジー大好きオジサンいやとしてはさ、心の中の厨二病全開のがさ、『念願の異世界召喚キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!』って叫んでるのよ。


だから、転移されてるだろう浮遊感にワクワクしちゃったんだわ!

でだよ、転移終わったっぽいし、視界が開けてきたから、『白い部屋かな?神様?女神様登場かな?スキルはどうしようかな?それともゲスな王様ルートかな?』なんて期待しちゃったのよ!!


そしたら!

そしたら!!


・・・実家だった。

・・・実家の俺の部屋だった。


「なんでだよぉ~!!!」って叫んだわ。

「異世界召喚ぢゃないのかよっ!!」ってツッコミまで自分に入れたわ。


そしたらさ、母ちゃんがドアをガラって開けて「うるさいっ!あんた何急に叫んでんだいっ!!」って怒るのよ。


「ごめんなさい母ちゃん」って謝るんだけど、母ちゃん若くない?って気が付いたのよ。

俺の記憶が確かなら母ちゃん今年で73歳くらいなんだけど、明らかに50前後の顔してんのよ。

あれ?って思って「母ちゃん若くね?」って聞いたら、「あんた、まだ寝ぼけてんのかい!それとも本当熱でもあんのかい!!」って照れながらドア閉めていったんだわ。


色々おかしくね?って思ったけど、異世界召喚じゃなくて、ただの転移?ってんなら、さっさと家に帰って愛娘たちをお風呂に入れて愛妻にマッサージして寝よ!って思って玄関行ったらさ、20歳前後の若い兄ちゃんいるんだわ。


ビックリして飛びのいたらさ、向こうもビックリしたのか飛びのいててさ、悪いと思って頭下げたら向こうも頭下げるのよ。


そしたらさ、母ちゃんが部屋から出てきて「あんた本当に熱でもあんのかい?何、?」って言うんだよ。


っで、謝ってた人改めて見たらさ、だった!!


んで叫んだんだ。


「異世界だと思ったらパラレルワールドやんけ~~~~~~~!!!!!!!!!」

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