第22話
〜・〜
戦闘を続けながら耳につけてある通信機に第二部隊に指示を出した。
「第一部隊制圧完了。
第二部隊、出撃」
後方から騒ぎが立ち
ルナの増援──第二部隊がきた。
ちなみに敵方の指揮官はあっけなかった。
なんと、僕をみて腰を抜かしたのである。
自分の味方に指示一つ出せていないへっぴり腰だった。
つまんな、と思ったが容赦なく銃をぶっ放してやった。
仕事だもの。
くるくるとナイフを投げて手で遊ぶ。
第二部隊が来るまで僕はここで待機だ。
後ろでの戦闘は第一部隊の他の隊員たちが相手取って時間を稼いでいる。
そこで第二部隊が到着した。
第二部隊指揮官──
「おつかれ。ここは引き継ぐ。
一番隊は俺たちの援護を頼む」
「了解」
僕はその指示を聞いてにっこり笑う。
やっと待つだけの暇な時間から解放された。
僕は走って廊下を飛び出すと、真っ先に目の前にいた人物に挑んだ。
その人物は部屋から突然飛び出てきた僕に驚愕の色を表情に浮かべる。
「あっはは!」
その喉笛を掻っ切ると、そのままそいつの隣にいた人物に向かってナイフを切り上げた。
僕のナイフは
これはほぼ男性しか使わない。
重さがある分持ち手が太く、女性には扱いにくいからだ。
でも僕はそれが好きだった。
僕は身長159センチの体重48キロで重さが足りない。体脂肪率は5%。
足りないものは、道具を使えばいいと言う主義だ。
そしてどんな現場でも適応できるように、何種類もの武器を使えるよう訓練している。
針金一本だったとしても、戦えるくらいには。
また相手の喉にナイフをぶっさす。
左手の銃の弾が切れたので銃は腰に差し直し、両手でナイフを構える。
敵方が怒号をあげて目前に増えていく。
僕はわらった。
なんだ。
楽しいのはここからじゃないか。
ラッキー。
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