サークレット・スチュワーデス
NiceWell
第1話
僕という人間について、事細かに知る必要はない。
と、いうのも、本書が、恋であって行為ではないからだ。
と、開幕、から8尺度の乗っけについては、触れずに、
寛容である、人類職人は、小耳にいれておきたい。
とっておきの話があるのだ。
それでは、これも前触れ、世は雪崩れ。
と、言った感じで渡り、2年半の構想を披露しよう。
「お兄〜」
「なんだ朝から」
「また、 ブラッシングしてるの」
「ふ、そうだな、これもまた、世の常なのさ」
「でもね、世界っていうのは、ブラッシュアップさせても、意味ないのよ」
「まるで妹よ、俺が、何かを作ろうとしているみたいな言い振りじゃないか」
「そうでしょ、絶対、だって、朝からそんな気合い入れるって、それはもうそれでしょ」
「すまない妹よ、貴様は、0から1を知って、その後に、1を0に戻せるというのか」
「なるほど、お兄、やっぱり、書き上げることと遂行することを間違えてるね」
「待て待て、わかっている、見直し、という事で、我にかえる、これを0にするなら、それは新作ではないか」
「だからこそだよ、もしここに0で書かれた本があったらそれは1でもあった可能性があったってこと」
「なるほど、つまり、厳密には、原本、そして、出版本に違いがあると?」
「そう、だからブラッシングしてたんでしょ、」
「おいおい妹よ、そこはもっと的確に、言ってもいいんでぜ」
ーーーテレビからの音>
「監督、どうでしょう今回の新人戦は」
「そうだね、やはり、最近はメロカルではないかな」
「また、いびりが過ぎますね」
「またまた、私はあくまで、立件された言葉、つまり生業を使わす言葉を言い得ただけだろ」
「それでメロカルなんて、新人が聞いたら、それはそれで、生業を誤解するのでは」
「浮世というのは、そういうものだよ、それに君の名も確か、それにちなんでいないか」
「おっと監督、やめてください、そこはオブラートに、包んでくださいよ」
「ふ。全く、ま、いいさ。君もやはり、新人というには、身の丈が不相応だよな」
「え〜。では、続いてのワールドディビューとです!!」
ーーーーテレビを消す。
「なんだ妹よ、まさか世界は、こんなにも、カットされているのか」
「そういう事だよ。」
サークレット・スチュワーデス NiceWell @NiceWell
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