「奸計」の章

八つの縄墨

 武蔵野署刑事課の刑事たちは遠藤康臣を追って飛び回っていた。

 それを尻目に、宮川は連日、青梅署に出かけて、祓川と捜査を進めている。捜査の本筋から外れているような気がして、忸怩じくじたる思いがないといえば嘘になる。ただ、相棒が伝説の刑事だということだけが心の支えだ。

 祓川は上司に逆らって――と言うか、上司の顔を潰して、青梅署に飛ばされて来たという噂があった。卓越した推理力の持ち主である祓川には、他人が馬鹿に見えてしまうのだろう。ある事件で意見を述べた本庁のお偉いさんを「馬鹿なのか――!」と面罵して、左遷されたと聞いた。祓川を見ていると、いかにもありそうな話だ。きっと噂ではなくて真実だと思わずにはいられなかった。

 今日は、南洲隆也の捜索を行うことになっていた。

 和美が言ったことが気になっていた。

「隆也叔父さんを探して。叔父さんがいなくなったの」と。

 南洲隆也は南洲家七代目当主、隆正の実弟だ。転落死した則天の叔父で、一族の長老といえる人物だ。まだ祓川も話を聞けていなかった。

 それが行方不明だという。

 何時の間に調べたのか、祓川は南洲隆也の現住所を知っていた。車に乗り込むと、「南洲本家を目指してくれ。隆也の家はその近くだ」と言う。南洲家は青梅街道から分かれ、多摩川の支流沿いの道を山間部へと分け入った場所にある。

 青梅街道を走り、道を折れる。多摩川の支流沿いの両脇を山に挟まれた谷底のような道を暫く走り、川が急カーブを描くと眼前に平地が広がった。長い年月をかけて川が山を削り取り、反対側に川が運んできた土砂が堆積して平地ができたのだ。

 田畑が広がり、民家がぽつぽつと点在していた。この辺りも過疎化で空き家が多い。日中にも係わらず、路上で人の姿を見かけることはなかった。

 会話が弾まない。助手席で祓川は腕を組み、目を閉じて座っていた。居眠りでもしているのかと思った。すると、突然、祓川は目を開けて、「あの家だ」と言った。

 寝ていた訳ではなかった。

 畑の真ん中に一軒の農家が見えた。周りを畑に囲まれている。まるで、畑の中に民家が生えているかのようだ。

 南洲本家からほど近い場所にあった。

 畑の中を真っすぐに伸びた農道を走ると、南洲隆也家の門前に行き着いた。駐車場がないので、仕方なく道を塞ぐ形で車を停めた。

 驚いたことに、男が一人、玄関先で待っていた。石川健文だった。

「やあ、刑事さん。遅かったですね」

「おや、石川さん。ああ、玄宗さんでしたね。南洲隆也さんの家の場所をお聞きしましたが、あなたをお呼びしたつもりはありませんが」

 どうやら石川と連絡を取って、南洲隆也の家の場所を尋ねたようだ。見ていないところで、祓川は色々、捜査を進めている。本庁の捜査一課にいたくらいだ。やはり優秀な刑事なのだ。

「いえね~刑事さんから連絡をもらって、僕が南洲家九代目当主に選ばれたことを、まだ隆也さんに伝えていないことを思い出したのです。何と言っても、一族の長老ですからね。そこで、こうして訪ねてきたのですが、隆也さん、お留守のようですよ」

「留守ですか――⁉ それは困ったな。是非とも、お話をお伺いしたかったのですが、今日、戻って来ますかね?」

「さあ、それは僕にも分かりません。とは言え、隆也さんは独り身で、この村以外、行くところなんてありません。戻って来ると思いますよ。どうします? 中で待っていましょうか?」

「勝手に上がり込んで良いのですか? それに、玄関に鍵が掛かっているでしょう?」

「はは。刑事さん、この辺はね。周り中、みな、親戚みたいなものです。ちょっと出かけるのに、いちいち鍵なんか掛けたりしませんよ」と石川は言って、ガラリと玄関の引き戸を引いた。

 南洲本家とそっくりの引き戸だ。

「ほら、この通り、鍵なんか掛かっていないでしょう。大丈夫ですよ。僕と一緒なら、隆也叔父は何もいいません。さあ、中で待ちましょう」

 勝手知ったる他人の家、石川は靴を脱いで、ずんずんと奥に進んだ。

「お邪魔します」と断りながら、祓川が靴を脱いだので、宮川は後に続いた。

 本家と似た作りになっているが、格段に狭い。それに、全てに於いて見劣りがした。本家では、見た目は和風だが洋風に改装してある部屋が多かったが、ここは和風のままだった。

 石川が応接間らしき部屋に案内してくれた。

 本家と違ってこちらは畳の間だ。部屋の中央に木目を生かした一枚板のテーブルが据えられ、それを囲むように座椅子が置かれている。背後には床の間があり、山水画が飾られていた。

 その下にかなり大きな石碑が置かれてあった。

「本家はね、昔はこの辺一帯を所有する大地主でした。ですが、分家を立てる際に土地を分け与えている内に、身代をすり減らしてしまいました。今じゃあ、本家たって、あの屋敷とその周りのわずかな田畑の他に、税金や管理費ばかりかかる、金食い虫のクズ山を所有するだけです。隆也叔父の、この分家の方が、実入りが良いくらいです」石川が座椅子に腰を降ろしながら言う。

「なるほど~なるほど~負の資産という訳ですね。ところで、その後ろにある、妙に目立つ、巨大な石板、石碑かな? それ、何です? 文字が掘ってあるようですけど」

「ああ、これ」と石川は背後を振り返りながら言った。「刑事さん。“縄墨じょうぼく”って言葉を知っていますか?」

「“じょうぼく”ですか?どういう字を書くのでしょうか?」

「“なわ”に“すみ”と書いて縄墨です。ひっくり返して墨縄すみなわともいいます」

「ああ、確か昔、大工さんが木材に直線を引くのに使っていた道具のことではありませんか?」

「流石は刑事さん、よくご存じだ。墨壺に入っている糸を使って、木材などにきれいな直線を引くことができる道具のことです。建築で最も大事な直線を引くことが出来るということから転じて、縄墨には規則という意味があるそうです。これは『南洲家の縄墨』と言って一族の守るべき掟を記したものです」

「へえ~一族の守るべき掟ですか⁉それは、また古風な」

「はは。時代錯誤だと言いたんでしょう。まあ、かくいう私自身でさえ、正直、今のご時世に縄墨もへったくれもあるか! と思っています。ですが、やはり我々、南洲一族は、ひとつにまとまることが大事だと思います。結束してことに当たらなければなりません。我々は、運命共同体なのです。

 この石板は南洲家初代、惟正翁が一族の掟を定め、石板に刻んだものです。もともと、南洲本家にあったものですが、隆正さんが亡くなった後、隆也さんが勝手に持ち帰ってしまいました。女性の則天さんに、宗家が勤まるはずがない――と隆也叔父は則天さんの当主就任に反対でしたからね。きっと、自分が当主になりたかったのでしょう。まあ、こうして石板を勝手に持ち帰ったりする隆也さんの性格が、人に嫌われた原因でしょうね。だから、隆正さんは後継者として隆也さんを指名しなかった」

 石川の話によると七代目の隆正が亡くなった後、守弘が応接間に飾ってあった「南洲家の縄墨」を刻んだ石碑を「大きくて邪魔だ」と、物置に片付けようとしたことが発端らしい。それを知って隆也が激怒した。

「ご先祖様に申し訳が立たぬ!」と隆也は有無を言わさず、石碑を持ち帰った。

 守弘は厄介払いができたと思ったようだ。則天も隆也が石碑を持ち帰ることを敢えて止めなかった。父親の遺訓により南洲宗家を相続したが、旧態依然とした旧家の当主としての自覚が無かったのかもしれない。

「なるほど~なるほど~達筆過ぎ読めないのですが、何て書いてあるのですか?」

「全部で八つの教えが書かれています。ひとつ目は、『一族のものは一致団結して事に当たるべし』です。我が南洲一族は石川数正の家系です。神君、家康公を裏切った家系として、江戸期には、お上から随分と虐められたものです。そこで初代は一族の結束こそ、何よりも大切だと説いたのです。

 二つ目は、『外敵あらば一族を挙げて是を排すべし』です。これもお上を想定した教えなのでしょうね。三つ目は、『敵はふくつに殲滅すべし』です。ただ敵と戦うだけでなく、やるからには完膚なきまでに叩きのめせ! と初代は言っています。どうです? なかなか勇ましいでしょう?」

「物騒な内容ですね」

「はは。昔の人が書いたものですからね。四つ目は、『祖先を敬い供養を絶やさぬこと』です。これは人として当たり前のことですよね。物騒ではない。次に五つ目ですが、『内奸には厳罰を以て当たるべし』です。一族の中から裏切り者を出すなという意味です。裏切が一番、怖い。最も、石川数正自身、江戸期には裏切者と呼ばれていたみたいですけどね。六つ目は『他人を誑かしても一門を誑かすこと勿れ』です。他人は騙しても良いが、一門の人間を騙すなと戒めています」

 初代、惟正の定めた「縄墨」は歪んだ一族愛に満ちていた。徳川政権下で裏切り者の一族として、辛酸を嘗め尽くしてきたからだろう。

「内容は、一族が結束する必要性を説いたものばかりですね」

「そうです。全部で八つですので、まだ、あります」

 祓川はうんざりした様子だったが、口には出さなかった。聞いたことを後悔しているのかもしれない。

「七つ目は、『不道には死を以て償うべし』です。もし、一族から裏切り者が出たら、裏切り者には死を以て報いるべしという意味です。そして最後、八つ目は、『縄墨に背く者はとこしえに祟られん』です。この南洲一族の縄墨に逆らうものは、未来永劫、ご先祖様から祟られることになるという意味です。くわばら、くわばら・・・」

「終わりですか?」祓川はほっとした様子で言うと、「ところで、石川さん。ああ、玄宗さん。あなた、毎日のようにこちらにいらっしゃいますが、お仕事は何をなさっているのですか?」と尋ねた。

 隆也が戻ってくるまで、石川を尋問するつもりなのだ。

「仕事ですか。今は・・・南洲家の当主をやっています。これがなかなか忙しいのですよ。暇そうに見えるかもしれませんがね。この辺りは人が減っているので、将来を考えたら今から何か手を打たないといけません。村おこしですね。そういうことを考えなくちゃならないし、当主となると、意外にやることが多いのです」

「南洲家の当主になる前は、何をしていたのですか? あなた、以前、横浜にある会社で働いていましたよね? 会社の近くにアパートを借りて住んでいた。違いますか?」

 石川の経歴を洗ったようだ。宮川を事情聴取に同行させるが、それが終わると、「今日はもういい。武蔵野署に帰れ」と直ぐに開放してくれる。その後、一人で調べ回っているのだ。

「おや――⁉ 刑事さん、ちゃんと調べているみたいですね~ひょっとして僕のこと、疑っているんですか? 嫌だな~でもまあ、その通りです。横浜にあるナノエレという会社で働いていました。透明電動膜をつくっている会社です。刑事さん、知っています? 透明電動膜って」

「いえ、存じません」

「透明で電気を通すことができる薄膜のことで、スマートフォンやタブレット端末などのタッチパネルに使用されています。その透明電動膜をつくる会社の研究開発部門で働いていました」

「なるほど~なるほど~随分とご立派なお仕事のようですね。何故、その仕事を辞めたのですか?」

「うん? まあ、一身上の都合ってやつですよ、刑事さん。他にやりたいことがあっただけです」

 日頃、饒舌な石川が何故か言葉を濁した。

「一身上の都合ですか。それで、横浜で住んでいたアパートはどうなったのですか? 今でも住民票はそちらになっているようですが」

「はは。刑事さん、よく調べていますね。今でも、アパートはそのままにしていますよ。実家はこちらですけど、やっぱり、田舎だし、不便です。たまには都会の空気を吸いたくなって、横浜のアパートに戻ります。まあ、暫く、あちらにいると、反対に田舎が恋しくなって、こちらに戻って来たりします。もともと田舎者ですからね」そう言って、石川は「あはは――」と大笑いした。そして、「そう言えば、ご存じでしょうが、守弘さんも家はこちらなのに、会社の近くにアパートを借りて住んでいましたよ。僕なんて、独身だから、何処に住もうが関係ありませんが、則天さんはこちらに住んでいましたからね。あの夫婦は別居状態で、週末婚でした」と聞かれもしないのに守弘夫婦のことを付け加えた。

 武蔵野署の刑事が守弘のアパートを捜索したが、事件と関連のありそうなものは見つかっていない。守弘の愛車はアパートの駐車場に停められてあった。法事を終えてアパートに戻り、会社に行って殺害されたと考えられていた。

「あなた、ご家族はいらっしゃらないのですか?」

「嫌だな~刑事さん。そう言いながら僕の家族構成をちゃんと調べているんでしょう?」と石川がウインクしながら言った。

「ご両親は既に亡くなっており、兄弟はいない。独身だということは分かっていますが、恋人がいるかどうか、近々、結婚の予定があるのかどうかまでは分かりません」

「はは。恋人ですか。恋人は適当にいます。適当にね。結婚の予定は今のところありません。甲斐性がないものでね。はは。でも、まあ、南洲家の九代目当主となると、何時までも独身って訳には行きませんからね。早く身を固めて、十代目当主を作らなければなりません。はは。すいません、ちょっと下世話な話になってしまいました」

「遠藤康臣が南洲社長を殺害したとお考えのようですが、仮に遠藤が犯人ではないとして、他に、南洲社長に恨みを持っていた人物をご存じありませんか? 南洲社長とトラブルを抱えていた、そんな人間はいませんか?」

「さあ・・・前にも聞かれましたが、守弘さんと個人的に親しかった訳ではありませんからね。仕事やプライベートで、どんなだったのか私には分かりません。仕事はともかく、穏やかな人でしたから、人から恨まれる――なんてこととは無縁だったような気がします。ああ、そうだ。僕なんかより、篠村さんの方がよく知っていると思いますよ。彼、守弘さんの義理の兄貴ですからね」

「遠藤康臣が立ち回りそうな場所はご存じないということでしたけど、彼と親しかった人間をご存じありませんか?」

「またその話ですか。さあ、知りません。あいつ、その筋の人間でしたからね。あいつとは係わり合いになりたくありませんでした。私だけじゃない。親戚一同、みな、あいつのことを避けていたと思います」

「彼はとある事情から、あなたの言うから追われていました。身を隠すとなると、その筋とは関係のない、家族や親戚、古い友人などを頼りにしたと思うのですがね。彼はこの村の出身ですよね。この辺りの空き家を一軒一軒、調べて回れば、やつが潜んでいるような気がします」

 祓川のことだ。実際に近所の空き家を一軒一軒、回っていそうだ。無論、令状無しでは空き家と雖も勝手に踏み込んで捜索する訳には行かない。

「へえ~あいつ、仲間に追われていたのですか。とことん、嫌われるやつですね。いえ、そんな人間、あいつを匿おうなんて人間、僕の知る限りいませんよ。あいつの実家が無人になって、近くにありますが、そこに行ってみたらどうです?」

「行ってみましたが、誰もいないようでした」

 やはり近所の空き家を回っていたのだ。

「そうですか・・・でも、刑事さん、あいつですよ、あいつ。守弘さんを殺したのは、康臣です」

「なるほど~なるほど~ところで、石川さん。いや、玄宗さんでしたな。南洲則天さんの写真、お持ちじゃありませんか? 則天さんの転落事故をこちらでも少し、調べてみたいと思います」

「則天さんの写真ですね。残念ながら、僕は持っていませんので、ちょっと待って下さい。今、和美ちゃんと連絡を取ります。妹の和美ちゃんなら持っているはずだ。彼女になるべく新しい写真を送ってもらいます。刑事さん、徹底的に調べて下さいね」石川はそう言うと、電話をかけ始めた。

 南洲隆也はなかなか戻ってこない。和美の言った通り、行方をくらましてしまったのだろうか。行き場のない隆也が何処に行ってしまったのか。

 祓川と宮川が隆也を待っている頃、武蔵野署は上へ下への大騒ぎになっていた。

 遠藤康臣が自首して来たのだ。


 ――俺のこと、探しているんだろう? 殺人容疑でも何でも良い。頼む。俺を捕まえてくれ!

 そう言って、遠藤が武蔵野署に現れた。

 遠藤は怯えた様子で、警察に保護を求めた。どうやら、浅田に大怪我を負わせたことにより、ヤクザ仲間から追われ、警察に逃げ込んできたようだ。

 早速、武蔵野署では遠藤の身柄を確保し、取り調べが始まった。

「あの夜、守弘に呼び出されて、会社に行った」と南洲守弘を訪ねたことは直ぐに自供した。

 妻、則天の事故死について、話があると呼び出されたと言うのだ。「九時に会社に来てくれ」と言われ、九時過ぎに守弘の会社を訪ねた。入口の壁にあるインターホンで、教えられた一〇一番を押して守弘に来訪を告げ、鍵を開けてもらった。

 そして、会社に入った――と防犯システムに残っていた記録通りの行動だった。

 だが、社長室に入ってからのことについては、言葉を濁した。「刑事さん。まあ、そんなに焦んなさんな。じっくりやろうじゃないか。俺は逃げも隠れもしない。ほら、こうして自ら出頭して来たんだ。時間はたっぷりある」

 会社にいたのは十分くらいで、直ぐに会社を出たということは、証言した。これも、防犯システムの記録通りだ。

 守弘がどうやって遠藤と連絡を取ったのかについては、潜伏先に直接、連絡があったと言い、「俺を匿ってくれたやつに迷惑を掛けちまう」と言って口を噤んだ。守弘がどうやって遠藤の潜伏先を知ったのか、「分からない」と言う。

 守弘殺害については、「さあねえ~それを証明するのが、あんたたちの仕事だろう?」と否定も肯定もしなかった。

「ふざけるな! 何故、南洲守弘さんを殺したんだ――⁉ どうやって殺した――⁉」と取り調べに当たった刑事が問い詰めると、「ふん。殺されなきゃあならないようなことをしたっていうことだ。だから、絞め殺されたんだ。両手でこうぎゅっとね――おっと、危ない、危ない。うっかり口を滑らすところだった。あんたたちで調べな。そして、俺に『参りました。洗いざらいお話しします』って言わせてみな」

 こうして、遠藤は守弘を会社に尋ねたことは認めたものの、肝心の殺害については言葉を濁した。そして、何を尋ねても答えなくなってしまった。

 もともと、裏社会の人間だ。刑事を前にして、畏まるところがなかった。不機嫌そうに口元を結んで押し黙るだけで、刑事の言葉に、時折、馬鹿にしたような笑顔を浮かべるだけだった。

 遠藤の取り調べは膠着状態に陥った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る