第19話 ルビの話
さて、次にルビの話をしましょう。
ルビはふりがなのことですね。
難しい漢字を小説に出したら、「これくらい読めるだろう?」とか「これくらいは読めて当然」だとかいう甘い考えは捨てて、ちょっと難読な漢字にはどんどんルビを振った方がいいです。
凄い盛り上がっている場面で、あれ?この「躊躇」って漢字なんて読むんだろう?と読者が躊躇って、読んでいる途中で素に戻られたら嫌ですよね。
東京ディズニーランドではスピーカーが見えないようにすべて隠されているそうです。
ぼくはディズニーランドに何度か行ったことがありますが、スピーカーが隠されているなんてことに気づきもしませんでした。
この、ユーザーが気づきもしない心遣いも、エンターテイメントの一面です。
そのために、怪しい漢字にはどんどんルビを振りましょう。
上の漢字は「
これは漢字の読みばかりではありません。
久しぶりに登場するキャラクターや設定に関しても、簡単に解説してあげましょう。
読者は、久しぶりに登場するキャラクターや設定のことを、絶対に忘れています!
小説内で読者がググったら、あなたの負けだと思って下さい。
ルビ振りは、カクヨム画面のツールでも出来ますが、大抵の人は、原稿内で《》をつかってルビを入れているのではないでしょうか。
漢字のあとに《》を入れ、その中に文字を入れると、ルビとして振られます。
漢字の直後に《かんじ》と書けばオッケーです。
ただし、漢字以外の数字やアルファベットには自動でルビが振られることはありません。
例えば、
その直後に《ナサ》と書きます。
ちなみに、改行しないと、|の効力はずっと後ろの方まで作用します。改行しなかった場合は、下のようになります。
これ、改行していないだけで、まったく同じ標記です。
例えば、
これは、「NASAと書きます。その直後に」の部分にルビが振られてしまった例です。
このふりがな始動位置の縦棒は、日本語だと「縦棒」といい、英語だと「ヴァーチカルバー」というかっこいい名前になります。
このバーチカルバーは、入れ忘れると、ルビが発動せずNASA《ナサ》みたいな標記になってしまうことがあるので注意しましょう。
作中でルビを振った場合は、プレビュー画面で一応確認するのがお勧めです。ぼくもよくやってしまうのですが、作中でルビが発動していないことが多々あります。
↑ちなみに、スペースに対してルビを振ると、こうなります。
ただし、小説内でこういう遊びはやらないほうがいいです。あと、本文での顔文字もやめておきましょう。
次は一人称と三人称について簡単に解説します。
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