第2話 カクコンへ応募しよう


  第10回カクヨムコンテスト、通称カクコン10のスタートは11月29日の12:00からです。この時刻から読者選考がスタートします。お昼ですから、間違えないように。


 スタートしたら、作品の小説設定のコンテスト欄にカクヨムコンテストが出現しているはずなので、それをクリックしてください。


 それで完了です。コンテストのスタート前に登録することはできないはずです。


 そのときに、応募する部門の選択があります。これは作品のジャンルとは別です。また、応募部門によっては、小説に設定されたジャンルでは応募できないものがあるので注意すべきです。


 カクコンはお祭りと書きましたが、コンテストであることに違いはないので、レギュレーションに違反した作品は、その場で選考外になります。コンテストのルールに違反しないよう注意しましょう。


 また、応募部門の変更はできません。してもいいのですが、ペナルティーがあります。きちんと決めて、あとから変えたり、失敗したと後悔したりしないよう注意しましょう。


 そして、カクコンには長編部門と短編部門があります。

 どちらに応募しようとそれはその人の自由です。が、ひとつだけ言わせて下さい。


 短編で入賞すると、コミカライズされたり、雑誌に掲載されたりします。

 が、それから先はありません。


 もし、あなたがプロの作家を目指していたり、書籍化を夢見ているのであれば、短編で応募してもまったく意味はないのではないでしょうか。


 小説とは、商売になるのは長編ばかりです。短編は、あなたが星新一さんのように名作を量産できるのであれば、話は別ですが、そうでないのなら、面白い短編のアイディアがあるとして、それを長編化する、あるいは連作短編という形で長編としてカクコンに出した方が良いのではないでしょうか。



 ここで少し、カクコンの選考について解説します。

 カクコンには二回の選考があります。一回目は読者選考、二回目が編集部選考です。

 まずは一回目の読者選考を通らないと二回目には進めないので、最初の読者選考を突破することを考える必要があります。


 二回目の編集部選考はいったん忘れましょう。まず通らないからです。ぼくも一度も通ったことはありません。宝くじみたいなもんです。


 なので、カクコンの本質は一回目の読者選考であり、お祭りとはまさにそのことです。



 読者選考にはいい部分もあるし、悪い部分もあります。良心もあれば悪意に満ちた憎悪もある。それも含めてお祭りと認識しましょう。


 この読者選考を通るには、読者の評価が重要になります。これは、読者選考期間内に獲得したポイントによって足切りされるシステムです。

 ただし、獲得した自分のポイントは確認できません。そして、何ポイント獲得すれば読者選考を通るのかということも分かりません。どちらも非公開情報です。



 さて、ここで話を応募にもどします。

 すなわち、いつコンテストに参加するか?そして、いつ作品を公開するか?です。


 まず、コンテストに参加するのは、コンテスト初日以降です。期間中ならいつでも構いません。

 また、コンテスト途中で作品を応募した場合でも、期間中に獲得したポイントはきちんとカウントされます。


 つぎに、いつ作品を公開するか?ですが、これもいつでも構いません。コンテスト期間以前に公開した作品でも、コンテストに参加できます。


 なので、人によってはコンテスト期間以前から作品を公開し、読者を獲得したうえでコンテストに挑む人もいます。

 コンテストが始まると作品が溢れるため、まだ海が青いうちに読者を網にかけようという戦略です。

 ただし、欠点もあります。


 読者選考を通過するための獲得ポイントは、読者選考期間中につけられた☆やレビュー、フォローによって計算されます。

 読者選考期間以前に作品を公開すると、その時点でつけられたフォローはポイントに反映されません。


 一番多いのは、コンテスト開始直後に作品を公開するやり方ですが、この時点は、異様に多くの作品が公開されるので、大量の通知に紛れて、フォロワーさんが通知を見落とす危険もあります。


 作品をいつ公開すべきかには諸説あり、正解はありません。あなた自身のメリットとデメリットを考察し、自分のベストのタイミングで公開してください。ちなみに、コンテスト終了間際に作品を公開し、そのまま大賞をとった例もあります。


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