第120話
「な、何でだよ!」
「昨日だって険悪な感じだったし俺はいない方がいいだろ。」
「そんなことねぇよ!雅が朱雀だろうとこれからは変わらねぇ。ほら、行くぞ!」
変わってたまるかっつーの。
せっかく仲良くなってきたところなのによ。
「ちょっ。奏、服伸びる。」
「離したら逃げそうだからな!」
「...雅くん!良かったぁ。来なくなったらどうしようかと。」
案外、優菜も落ち込んでなさそうだな。
「俺が連れてきてやったぞ!」
「...はぁ。」
「雅くん!一週間後に何があるか知ってる?」
「あ!テストだ!」
「そうなの!だからね、今回は私も教えてもらいたくてっ。」
「...あぁ、分かった。」
「やったぁ!」
どちらかっつーと、テンション高い?
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