第118話
「つーか、優菜は男の俺を好きになったんだから男も好きになれるんじゃないのか?」
「んー?そうなのかなぁ?そうだと良いんだけど...。
それよりさ!今度女の雅くんで一緒に遊びたいな、なんて!」
案外、本人はどうでもいいのか?
それより女の俺?
「まぁ、いいけど。」
「えっ!?いいの?事情があって男装してるんじゃないの?」
「まぁそうなんだけど、そこまで重要ってわけでもない。」
男装してる理由はちゃんとあるけど、それは話せない。
「そ、そうなんだぁ。じゃあ、決まりね!
うわぁ、楽しみすぎる!これまで女友達あんまりいなかったから嬉しいな。
それに!女って言われたけどやっぱり、女の姿を見ないと本当に認められないっていうか!とにかく見たい!」
「...あぁ。」
俺が女だって分かったからか知らないが、それから優菜はマシンガントークを始めた。
俺も友達自体あんまいなかったからな。
家のせいで。
だからか、優菜のことは大事にしたいと思ってる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます