第118話

「つーか、優菜は男の俺を好きになったんだから男も好きになれるんじゃないのか?」




「んー?そうなのかなぁ?そうだと良いんだけど...。


それよりさ!今度女の雅くんで一緒に遊びたいな、なんて!」




案外、本人はどうでもいいのか?



それより女の俺?




「まぁ、いいけど。」




「えっ!?いいの?事情があって男装してるんじゃないの?」




「まぁそうなんだけど、そこまで重要ってわけでもない。」




男装してる理由はちゃんとあるけど、それは話せない。




「そ、そうなんだぁ。じゃあ、決まりね!



うわぁ、楽しみすぎる!これまで女友達あんまりいなかったから嬉しいな。



それに!女って言われたけどやっぱり、女の姿を見ないと本当に認められないっていうか!とにかく見たい!」




「...あぁ。」




俺が女だって分かったからか知らないが、それから優菜はマシンガントークを始めた。




俺も友達自体あんまいなかったからな。



家のせいで。




だからか、優菜のことは大事にしたいと思ってる。

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