優菜side

「雅くんがとっておきの秘密話してくれたから、私も言うよ。」

「え？」

「これ、誰にも言ったことないから最上級機密事項だからねっ？」

「あ、あぁ。」

「実は私、これまで女の子しか好きになれなかったんだぁ。」

「...え？」

「大丈夫？雅くん、いや、雅ちゃんなのかな？」

「...いや、これまで通りにしてくれ。」

なんか、完全にさっきと立場逆じゃないか？

「それでね、今回初めて男の人に恋したと思ったの。

でも、やっぱり私女の子好きになっちゃうみたい！」

そう言って笑う優菜はどこまでも明るい。

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