第87話

私は、優菜の兄が決めた内容を彼女に伝えた。




すると、了承の返事がすぐに返ってきた。




「なんか、最近楽しそうだな?雅。」




「そう?...まぁ、確かに最近退屈しないかも。」




「そうか、良かったな。」




「...良い、のかな?」




「良いに決まってんだろ。」




「...うん。」




そんなに私、顔に出てる?



悠吏さんだから、分かったのか。







私はこの時悠吏さんがとても優しい顔をして私を見ていることなんか気づかなかった。

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