第84話
雅side
「ふふっ。」
「どうした?雅。」
「この前来た客、人探しだったんだけどその探してる相手から会いたくないって返信が来てた。」
「それは、客の方にとっては可哀想な話だな。」
苦笑いの悠吏さんは今は私への夜ご飯を作ってくれている。
"会わないのは結構ですが近頃、貴方の所属しているチームで交流会がありますね?
そこで会う相手ご存知ですか?"
という内容を今回は時間差をつけないで送った。
あの時は一度反応を見たかっただけだし。
「雅、ほらよ。」
目の前には私の好きなデミグラスソースのかかったオムライス。
「いただきます。...美味しい。やっぱり、料理は悠吏さんのじゃないと。」
「それは、どうも。お前放っておいたら食べないからな。」
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