情報屋とかやってます

雅side

「今日、この前の先延ばしにした客が来るぞ。」

「ほんと？了解。」

カランコロン

「お邪魔しまーす。」

「あ、来たぞ。奥の部屋使え。」

「うん。」

――――――――

「こんばんは。わたくしユズと申します。

「ユズ？」

「そうです。」

悠吏さんが今日の客は高校生だって言ってたな。

珍しい。

因みに、情報屋の時の名前はユズで通ってる。

私がユズの時(ここにバイトしに来る時)ウィッグがオレンジで目が金色(光の加減によって黄色)なのは単純に柚子とかけてる。

「あんたに頼みたいことがある。」

「何でしょう？」

「俺の妹を見つけてほしい。」

「...いくらですか？」

私はここでは遠慮はしない。

「あ？あぁ。......これでどうだ？」

へぇ、お金持ちの坊ちゃんなの。

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