第140話
その訃報は、私たちに大きな衝撃を与えた。
もし彼ら6人を除いたクラス全員が一丸となっていじめに反対していたとしたら、どうなっただろうか?
そんなこと想像しても仕方がない、取り返しがつかないということは分かっていても、私の頭からは消えない。
私たちが間違った選択をしてしまったために1人の人間が死んでしまったんだ。
しかし、卑怯な私達に対してさらなる衝撃が襲う。
それが呪いだった。
石井君が自殺したという翌日、教室にあるテレビに異変が起きた。
そこに映し出された映像というか、文字は私たちが死ぬことを予告してあった。
そして、不気味な人型。
私達はパニックになった。
だって、テレビの電源は入っていないのに勝手にテレビが映ったんだもの。
そして、時をおかずしていじめグループの1人だった、田島百音さんが呪いの被害にあう。
あの日、屋上に行った、田島さんはカラスに襲われ見るも無残な姿になり病院に運ばれた。
そして病院を抜け出して、石井君が自殺した気で自分も首をくくる。
同じ日に田島さんと付き合っていた、やはりいじめグループの1人である鈴木君が学校の屋上から飛び降り自殺をした。
2人の死には1時間と時間が開いていなかった。
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