第122話

委員長の呼びかけで佑真と結奈を除いたクラスメートが学校から少し離れたカラオケ屋に集まった。



大きめのパーティールームに全員が入ったな、皆一様に重い表情をしている。



「呪いって終わったんじゃなかったのか」



「いったいどうしたらいいんだろう」



みんな口々に語り始めた。



「委員長、仕切ってよ」



「うっうん」



私に促されて医院長がみんなに話しだす。



「今日集まってもらったのはみんなでこれからどうするかってことを話したくて」



「どうするって?」



「また、裁判やるの?」



「それをこれからみんなで話そうと思う……」



クラスメートみんなを見ていた、どうもこいつら当事者意識が欠けて来たようだ。



誰かがどうにかして呪いから助けてくれる。



そんな都合のいい願望を抱えているように見える。



「裁判って、要するに、また人を殺すんでしょ?」

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