第95話
もう正常な思考で判断できるような状況ではなかった。
さっきの楓の凶行はそれほどのインパクトがあったんだ。
「じゃあ、明日の放課後、石井君に直接聞いてみよう」
「石井君にどうやって?」
「みんなでまたテレビに石井くんが映るようにお願いするの。そして聞いてみるのよ。誰の命を一番欲しがってるか」
反対の声は聞こえなかった。
「もし石井君が2人の命を欲しがったら、府川楓と額賀翔は私達の手で裁くことに賛成の人は手を挙げて」
全員が手を挙げた。
それはまるで、底なし沼から助けてくれと手を伸ばすように見えた。
「決まりね♪」
いよいよメインイベントだ!!
私は自分の心が踊るのを感じた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます