第87話

「なら、あなた達も一緒に呪えばいいのよ、石井くんと一緒に、そうすれば仲間と思ってくれるかも」



2人は頷くと、私に礼を言った。



3日たって翔だけが登校してきた。



楓はまだ来ない。




もしかして、楓のやつは人しれず死んでしまったのではないだろうか?



私はそれが心配でたまらなかった。



あの楓がどのように呪いに毒され犯されて死ぬのか?



当面の私の興味はそこだけに注がれていたのだから。




翔は完全に孤立していて、楓は今どうなっているのか誰も聞くことはなかった。



私に言われたから、結奈も佑真も距離を置いていて話しかけない。



私も翔にはあの2人のように何かを話そうとは思わなかった。



楓にしろ翔にしろ、どっちかが先に死んで生き残った方が私が思い描いてる死に方をしてもらう。



そう思い孤立する翔の顔を見てほくそ笑んだ。





楓が登校してきたは次の日だった。




そして、惨劇が始まる。

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