第55話

次の日、当然ながら百音は学校を休んでいた。



百音の件はクラス中に知れ渡っていて、今朝は何とも言えない重苦しい雰囲気だった。



呪いという重しがクラスメートの両肩に乗っかっている。




席に座ると楓達からLINEが届いた。



今晩23時に学校に集合とのことだ。




私は夜中に学校に集まったことを想像してみた。



もしかして、石井くんが、楓達の前に姿を現すかもしれない。



その時、やつらはどんな反応をするだろう?



どんな顔をして、何を口にするだろう?




興味は尽きなかった。

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